鈑金は自動車の基礎部分を修正する下地作業です。完成時は塗装で覆われるため、鈑金作業の仕上がりを見た目では判断できません。しかし、鈑金作業は、元通りのボディ形状に復元するための大切な工程。パッションでは見えない部分にまで気を配り、丁寧かつ確実な鈑金修正に取り組んでいます。
変形した鋼板をもとの形に近づけるよう、ハンマーや当て盤など、様々な工具や機器を使用して、引く、出す、叩く、押す、沈める、絞るなど、職人が長年の経験とワザを組み合わせながら作業を行います。

車の色は1台1台違います。年数や保管状態で色も少しずつあせていたりします。また、下地処理、塗り方、塗装時の空調、乾燥状態など様々な状況によってその仕上がり具合は変わってきてしまいます。
測色機をはじめとする最新機器を駆使し熟練のスタッフが完璧な色合わせを行い、ホコリの入らない充実した塗装設備の中で細心の注意を払いながら、塗装していきます。

ドアについた小さな凹みでも業者さんによってはドアパネルごと交換を提案され、高額の修理費に驚かれることがあるかと思います。
パッションでは、鈑金技術を駆使することでむやみに交換はせず、安くなる場合は叩いて直し、交換した方が良い部品はリサイクルパーツなどの活用を積極的に提案します。

水性塗料で塗装された再現性の高い5,600枚以上のカラーカードを使うことで、調色時間を短縮し、適正な塗色を作成する際の塗料の使用量も削減します。また測色機と併用することでさらに効果を発揮します。

増強モーターと高性能フィルターは、塗装に理想的な均一でやわらかい風の流れを作り出し、大敵である空気中のホコリを除去。換気・温度調節・乾燥機能にも優れています。
照明メーカーと共同開発したLEDライトは、省エネで塗装に最適な明るさを保ちます。
塗装ブース側面が開口するバーチカルドアは、隣接する作業スペースから直接、車を搬入可能。雨天時など様々な状況で作業を効率化してくれます。
これまで培ってきた塗装技術に加え、ANDEX社の高性能塗装ブースCAB-07改の導入により、短い作業時間で質の高い塗装を実現します。

サンディング時に出る粉じんは床面のグレーチングから集じんします。
集めた粉じんやホコリは幾層ものフィルタを通して除去、キレイな空気だけを排気します。
従業員の健康と、周囲の環境に配慮しています。

車体固定装置や、フレーム修正装置、引き作業関連装置など、安全性と機能性に優れ修理作業で力を発揮する車体修正システムを導入。
修正作業がない時はフラットな面になり、組み付けなどの別作業にスペースを利用できます。